macOS Sierra(シエラ)をクリーンインストールする方法

macOS Sierra クリーンインストールする方法

数年ぶりにMacを新規インストール!ゴミもなくなり60GBも空き容量が増えた!

新しいMac OSがリリースされるたびにクリーンインストールではなく上書きインストールを選択し続けてきた私。Macを買い換えても移行アシスタントで全部Macにお任せしてました。上書きインストールも移行アシスタントも、楽だしそんなに時間もかからないんですよね。超ラクちん♪

でもね、楽チンな代わりに知らない間に使わなくなったアプリやシステム関係のゴミが溜まりまくっているのも事実。急にそんな不要なゴミがMacに入っているのがどうしても気になりだして、数年ぶりにMacをクリーンインストールしてみました。

手順だけでなく、最後には予想してなかったうれしい機能改善の結果もまとめてます。

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真っさらスッキリ!クリーンインストールで空き容量が60GBも増加!

毎日過ごす自宅や仕事場。不要なものは極力排除し、きれいに掃除をして常に快適な状態で過ごしたいですよね。これはパソコンもスマホも一緒。特にパソコンはハードディスクが年々安くなってるので、大容量化してます。そのおかげで、整理整頓しなくても必要なものもゴミファイルもなんでも入れておけるようになりました。

うちのメインで使っているiMacが、まさにその状態になってました。

3TBも容量があるもんだから、メンテナンスらしいこともほとんどやらず。使わなくなったアプリケーションもそのまま放置。いろんなアプリの初期設定や、過去のMac OSのシステムファイルのゴミが大量に残っていると簡単に予想できるにもかかわらず、それでも上書きインストールを続けてました。

それでもちゃんと動くMacがすごい!と言いたいところですが、ここのところたまにアプリが急にもっさりしたり挙動がおかしいことがちょくちょく起こるようになりました。そのまま使えないこともないんですが、先日Adobe CCも更新したことだしいい機会だったので、土日を使ってmacOS Sierraをクリーンインストールしてみました。


クリーンインストールで空き容量が60GBも増えた
手間と時間はかかりましたが、これでようやく数年来のゴミファイルとおさらばです!真っさらなmacOS Sierraのおかげで、なんと60GBも空き容量が増えました!上記画像の上部がクリーンインストール前で下部がその後。使用済み領域が、1.55TB → 1.49TBに減りました。こんなにゴミが溜まってたのか...。さらに体感ですがパフォーマンスも良くなりました。

クリーンインストール前のバックアップは必須

クリーンインストールをする前には、必ずMacのバックアップを取っておいてください。データの移行でももちろん使えますが、インストール途中で止まったり失敗したときも、バックアップがあれば安心です。

必要なもののみを外付けHDDにバックアップするのもいいですが、オススメはTimeMachine(タイムマシン)のバックアップですね。Time Machineならシステム全体を丸ごとバックアップするので、あとあと必要なファイルがあるときは、そのファイルを昔のマシンから取り出すような感覚で復元することができます。

僕はTimeMachine用に3TBの外付けHDDを使ってます。

バッファローの外付けハードディスク
赤矢印の先にあるのがBUFFALOの3TB 外付けハードディスクです。3TBもあるのに価格は1万円を切る安さ。縦置きでも横置きでもいけるタイプのもので、iMacの横に横置きして使ってます。小さくてコンパクトなのが気に入ってます。3年ほど使ってますが、今のところトラブルは一切なしです。

新規インストールするときは、このTime Machineバックアップは必須です。バックアップの取り方が分からない、外付けHDDって何?っていう方は、この先のクリーンインストールは難しいかもしれません。これが分からないと大事なデータがなくなる可能性が大幅にアップしますので、どうしてもやりたい方は自己責任でお願いします。

macOS Sierra(シエラ) クリーンインストールの手順

macOS Sierraのクリーンインストールの流れがこちら。

  1. macOS SierraをクリーンインストールするマシンをmacOS Sierraにアップデート(上書きインストール)
  2. Sierraの状態でTime Machinにデータを丸ごとバックアップする
  3. Macをシステム終了する
  4. Command + r + 電源ボタン を同時押ししてMacを起動する
  5. ジャーンという起動音が鳴ったら電源ボタンをはなす
  6. Appleロゴマークが出てきたら commandとrキーもはなす
  7. ディスクユーティリティでMacintosh HDのデータを消去
  8. macOS Sierraを再インストール
  9. 必要なデータを移行

Sierraをクリーンインストールするには、外部物理ボリュームにある「OS X Base System」もSierraバージョンにしておく必要があります。そのために、1でSierraに上書きインストールをします。

また、Sierraクリーンインストール後に行うデータ移行も同じSierraのシステムである必要があるので、Time MachineのバックアップもSierraの状態で行います。


それでは早速はじめます。

1〜6は事前にやっておいてください。

6が終わってMacが起動すると、以下のような画面が表示されます。

macOS ユーティリティ
「macOSユーティリティ」が起動するので、その中からまずは一番下の「ディスクユーティリティ」を選択して右下の「続ける」をクリック。


ストレージの構成が表示される
ストレージの構成が表示されます。内臓とディスクイメージが表示され、ディスクイメージは先ほどの外部物理ボリューム「OS X Base System」です。今回は内臓の「Macintosh HD」(名前を変えてる場合は表示名は変わります)を選択して、上部メニューの「消去」をクリックします。(何度も言いますが、ちゃんとバックアップは取っておいてください。)


Macintosh HD を消去しますか?
「Macintosh HD を消去しますか?」と表示されるので(名前は好きなものに変更可能)、フォーマットを「Mac OS Extended(Journaled)」にして「消去」をクリック。

しばらく待つと...

Macintosh HD を消去してMacintosh HDを作成中
「Macintosh HD を消去して Macintosh HDを作成中」が完了します。消去プロセスが終わったので「完了」をクリック。


真っさらになったMacintosh HD
Macintosh HDが真っさらになりました。ウィンドウ左上の赤丸ボタンを押してウィンドウを閉じます。


Wi-Fiに接続する
この後、macOSのダウンロード及び、Macの設定時にネットが必要なのでネットワークに接続しておきます。


macOS ユーティリティ に戻るので「macOS 再インストール」を選択
macOS ユーティリティ画面で「macOSを再インストール」を選択して、右下の「続ける」をクリック。


macOS Sierraインストール
「続ける」をクリックしてインストールを開始します。


macOSをダウンロードして復元するために、お使いのコンピュータの適格性がAppleで検証されます。
「macOSをダウンロードして復元するために、お使いのコンピュータの適格性がAppleで検証されます。」と表示されるので「続ける」をクリック。


macOS Sierra ソフトウェアの使用許諾契約の条項に同意する
macOS Sierra ソフトウェアの使用許諾契約の条項に同意します。


インストールするディスクを選択
インストールするディスクを選択します。先ほどデータを消去した「Macintosh HD」を選択して「インストール」をクリック。


インストール開始
クリーンインストールが開始されました!


クリーンインストールは約15分ほど
クリーンインストールは約15分ほどで完了。ネット回線が混雑しているともうちょっと時間がかかります。


クリーンインストールが終わり、設定を行います。
クリーンインストールが終わり「ようこそ」画面が表示されたら、各種設定を行います。完了まであとちょっとです。「日本」を選択して「続ける」をクリック。


キーボード入力環境を選択
キーボード入力環境を選択します。


このMacに情報を転送
「このMacに情報を転送」する方法を選択します。ここはお好みでどうぞ。僕は今回、自分でアプリやデータを移行するので「今は情報を転送しない」にしておきました。


位置情報サービスを有効にする
位置情報サービスを有効にします。ここもお好みでどうぞ。後からも設定できます。


Apple IDでサインイン
Apple IDを入力してサインインします。


Apple ID 確認コード入力
僕はApple IDを2ファクタ認証にしているので、確認コードが他のiOSデバイスに送られてきました。それを入力してサインインします。


iPhoneの送られてきた確認コード
iPhoneに送られてきたApple ID確認コードです。熊本に住んでるのに、東京の千代田区と表示されたのがちょっと気になりました。


利用規約に同意する
利用規約を確認して同意します。


コンピュータアカウントを作成
Macを使うアカウントを作成します。


iCloudのアカウントを設定中
iCloudにアカウントが設定されます。これはちょっと時間がかかりました。


ファイルをすべてiCloudに保存
書類とデスクトップのファイルをiCloud Driveに保存する場合は、チェックして「続ける」をクリック。


診断と使用状況
診断と使用状況。ここも任意でお好きなように。


Siriを有効にする
Siriを有効にします。macOS Sierraの目玉機能でもあるのでここは有効にしておきました。


Macを設定中
Macを設定中...


macOS Sierra クリーンインストール完了
macOS Sierra クリーンインストール完了!お疲れ様でした。

あとは必要なデータを、バックアップしてたTime Machineや外付けHDDから復元すればクリーンインストールの完了です。

まとめ 予想してなかった機能が改善!

久しぶりにクリーンインストールしてみましたが、非常に気持ちがいい!ですね。Macの中身に不要なゴミがなくなった!というだけでかなり気分爽快です!

あと、使わなくなったアプリやファイルを多少整理しましたが、60GBも空き容量が増えたのは驚きでした。クリーンインストール後、数日使った感想としては、

  • Siriの音声認識が明らかに良くなった。以前は約8割が「よく聞こえませんでした。」だったのが約2割に減った。
  • ファイルをフォルダの上にドラッグしてからフォルダが開くまでの時間「スプリングローディング」の速度が戻った!クリーンインストール前は設定を「長い」にしてても一瞬でフォルダが開いて困ってました。
  • Magic Mouseの右クリックの精度が正常に戻った。以前は左クリックの時にもたまに右クリックした時のようなコンテクストメニューが出てたけどそれがなくなった。
  • 体感ですが動きが軽くなった気がする。

といった感じ。Siriの音声認識が良くなったのはまったく予想してなかったので嬉しい誤算。あとスプリングローディングもファイルやフォルダ移動時に困ってたのでやってよかった。いろんな設定がコンフリクトを起こして挙動がおかしくなってたんだと思います。Magic Mouseの動きも良くなった(元に戻った?)し、このほかにも、機能が正常の動きに戻ったものもたくさんありそう。

アプリの再設定やデータの移行で、日曜日が丸々1日潰れましたが、それだけの価値はありました。今度からmacOSがメジャーバージョンアップしたらクリーンインストールでいくつもり。

以上、macOS Sierraをクリーンインストールする方法、でした。

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