あなたはなんのために仕事してますか?働くことの真意に迫る池井戸潤 著『七つの会議』読了

  • 更新:
  • 公開:2016.10. 8
  • by
  • カテゴリ:

あなたはなんのために仕事をしているの?働くことの真意に迫る池井戸潤 著『七つの会議』読了

サラリーマン、特に営業マンならすぐに引き込まれこと間違いなし。

七つの会議』を読了。あー、怒涛のように読んでしまいました。池井戸作品を読んだのは『空飛ぶタイヤ』に続いて2冊目。テレビでは『鉄の骨』『半沢直樹』『ようこそ、わが家へ』『下町ロケット』を観てたので、トータルでは6作品目になります。これまで読んだ中で一番、サラリーマンが共感できる部分がたくさんある作品ですね。

特に、毎日新規顧客を求めて彷徨い続けている営業マンなら、すぐに引き込まれてしまうのは間違いなし。

スポンサーリンク

七つの会議のあらすじがこちら。

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。


七つの会議 内容紹介より

ストーリーは、第1話から第7話までこの“事件”に関係する登場人物それぞれの視点で物語が進行する。そして最後の第8話「最終議案」で締めくくるという構成。

これ読んでたら、サラリーマン時代に付き合いがあった営業マン達を思いだしました。毎月積み上がるノルマ。飛び交う上司の怒号(叱咤激励?)。月末に達成するかしないかの瀬戸際で苦しみながらも、なんとか目標達成…。喜びもつかの間、また月が変わりゼロからの積み上げの日々が始まる。

七つの会議に登場するトップセールスマン坂戸。彼の姿が、僕が付き合ってきた営業マン達と重なり、同情とともに「あぁ、そっちに行ったか…」という悲哀が込み上げてきました。

売上を上げるのか、利益を上げるのか。個人プレーに走るか、チームプレーに走るか。リスクをとるか、守りに入るか。上司に媚びてイエスマンになるか、反発して自分の意見を通すか。上司に評価されたいか、部下に頼りにされたいか。信念を持って自分のプランを通すか、妥協して上司の意見を取り入れるか。上司の顔色を伺って仕方なく残業するか、さっさと自分の仕事を終えて帰るか。他人の失敗を笑うのか、手を差し伸べるのか。仕事を優先するか、家族を優先するか。・・・小さすぎるものから手に負えない大きなものまで、正解が分からない、たくさんの選択肢にさらされるサラリーマン。

そんな中で自分がなんのために仕事をしているか。働くことの真意を考えさせられる一冊でした。


kindle本で読んだ『空飛ぶタイヤ』の時もそうだし、テレビ版の作品の時もそう。池井戸作品に共通する“早く続きが読みたい!”という欲求が止まらなくなる作品です。毎日、読書時間を確保するようにしているんですが、池井戸作品を読んでる時は続きが読みたくなるので、どうしても寝不足がちに。

半沢直樹ほどじゃ無いですが、最後にはキッチリとスカッとさせてくれました。

毎日の営業に疲れた営業マンのあなた、ぜひ手にとって読んでみて。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
当ブログの最新記事をRSSで配信中です。登録はこちらからお願いします。