村上春樹入門編...今すぐ読める14作品 初めてなら短編集がおすすめ

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  • 公開:2016.10.13
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ついに村上春樹がノーベル文学賞受賞!?今すぐ読める14作品 初めてなら短編集がおすすめ

村上春樹、今年こそはノーベル文学賞受賞なるか!?

ここ数年、毎年と言っていいほどノーベル文学賞の候補に上がる村上春樹さん。毎年、イギリスのブックメーカーは村上春樹さんを対抗馬の2位に位置付け。期待が膨らむなか、蓋を開けてみると本命の1位が受賞という流れが恒例行事みたいになってました。ところが!今年は村上さん以外の本命がどうも弱いらしく、今年はいけるんじゃないかという予想が多くなってましたが...。結果は...ボブ・ディラン氏が受賞。残念でした。

受賞の有無に関わらず、毎年今の時期になると村上春樹フィーバーが巻き起こっているので、「今すぐ村上春樹作品を読みたいっ!」という方向けに、電子書籍のKindleですぐに読める14冊をピックアップしてみました。

僕みたいにジョギングやってる人には「11.走ることについて語るときに僕の語ること」、旅好きの人には「4.遠い太鼓」、音楽好きの人には「10.意味がなければスイングはない」が特におすすめ。

初めて村上春樹作品を読むなら、「3.パン屋再襲撃」「5.レキシントンの幽霊」「6.TVピープル」といった短編集がおすすめですよ。

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1. 風の歌を聴け

風の歌を聴け

1979年『群像』6月号に掲載。

村上春樹のデビュー作。群像新人賞を受賞作品。本人的には、未熟な作品ということで海外向けの翻訳を行っていないそうです。村上春樹を知る上で読んでおきたい1冊ですね。

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。


Amazon内容紹介より


2. 1973年のピンボール

1973年のピンボール

1980年『群像』3月号に掲載。

デビュー作『風の歌を聴け』に続く、ほろ苦い青春を描く三部作のうちの第二弾。これも海外向けに翻訳されていない作品。「三部作の中で一番好き」という声もあり。デビュー作を読んだら続きとして読みたい一冊。

「電灯のスイッチを切って扉を後ろ手に閉めるまでの長い時間、僕は後ろを振り向かなかった。一度も振り向かなかった」東京で友人と小さな翻訳事務所を経営する〈僕〉と、大学をやめ故郷の街で長い時間を過ごす〈鼠〉。二人は痛みを抱えながらも、それぞれの儀式で青春に別れを告げる。


Amazon内容紹介より


3. パン屋再襲撃

パン屋再襲撃

1986年4月 文藝春秋より刊行。

短編小説集。「パン屋再襲撃」「象の消滅」「ファミリー・アフェア」「双子と沈んだ大陸」「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」の6作品が収録されている。「パン屋再襲撃」と「ファミリー・アフェア」が人気高し。

堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。「もう一度パン屋を襲うのよ」。それ以外に、学生時代にパン屋を襲撃して以来、僕にかけられた呪いをとく方法はない。かくして妻と僕は中古のカローラで、午前2時半の東京の街へ繰り出した......。


Amazon内容紹介より


4. 遠い太鼓

遠い太鼓

1990年6月19日 講談社より刊行。

1986年の秋から1989年の秋までの3年間、イタリア・ギリシアなどヨーロッパ滞在時の日々が綴られている。旅が好きな人の中には、村上作品の中で一番好きだという方も。旅に行きたいけど、旅に行けない時に読みたい本。

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ――。40歳になろうとしていた著者は、ある思いに駆られて日本を後にし、ギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。


Amazon内容紹介より


5. レキシントンの幽霊

レキシントンの幽霊

1996年11月 文藝春秋より刊行。

短編小説集。「レキシントンの幽霊」「緑色の獣」「沈黙」「氷男」「トニー滝谷」「七番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」の7作品が収録されている。7番目の男にある、『恐れるべきは恐怖そのものではなく、恐怖の対象に背を向けることだ』が印象的。「トニー滝谷」は2005年には市川準監督により映画化。イッセー尾形さんがトニー滝谷、宮沢りえさんが妻役。

古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか? 椎の木の根元から突然現れた緑色の獣とそのかわいそうな運命とは。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極に行こうとしたのか......。次々に繰り広げられる不思議で、楽しく、そして底なしの怖さを秘めた7つの物語。


Amazon内容紹介より


6. TVピープル

TVピープル

1990年1月19日 文藝春秋より刊行。

短編小説集。「TVピープル」「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」「加納クレタ」「ゾンビ」「眠り」の6作品が収録されている。「TVピープル」と「眠り」が人気。

ある日曜日の夕方、「僕」の部屋にTVピープルたちがテレビを持ち込んできたことで、すべては始まった――表題作「TVピープル」。男にとても犯されやすいという特性を持つ美しい女性建築家の話「加納クレタ」。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女「「眠り」。それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑に満ちた6つの短篇を収録。


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7. やがて哀しき外国語

やがて哀しき外国語

1994年2月18日 講談社より刊行。

『国境の南、太陽の西』と『ねじまき鳥クロニクル』を執筆した約2年間の出来事と所感を綴った作品。アメリカの暮らしってどういうものか、これからアメリカで過ごすという人に最適な本。

F・スコット・フィッツジェラルドの母校プリンストン大学に招かれ、アメリカでの暮らしが始まった。独自の大学村スノビズム、スティーブン・キング的アメリカ郊外事情、本場でジャズについて思うこと、フェミニズムをめぐる考察、海外で深く悩まされる床屋問題――。


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8. アンダーグラウンド

アンダーグラウンド

1997年3月13日 講談社より刊行。

1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件の被害者やその関係者に、著者自身がインタビューを行ったものをまとめたノンフィクション作品。インタビューを通じて浮かび上がった現代日本・人間の底深い闇が...。

「それらを通過する前とあととでは、日本人の意識のあり方が大きく違ってしまった」1995年に起きた阪神淡路大震災、そして地下鉄サリン事件。日本の戦後史の転換期を狙い澄ましたかのようなこの二つの悲劇は、地下――「アンダーグラウンド」から突如噴き出した、圧倒的な暴力の裏と表だった。


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9. 若い読者のための短編小説案内

若い読者のための短編小説案内

1997年10月8日 文藝春秋より刊行。

小説家志望者必読の書。この本を読めば、著者自身が優れた小説読みだというのがわかる。大量のインプットにより培われた優れた読み手だからこそ、優れた小説家になれたんだということがよく分かる一冊。小説家志望だけでなく、文章を書く全ての人におすすめの本。

「小説って、こんな風に面白く読めるんだ!」。村上春樹が小説家としての視点から、自らの創作の秘訣も明かしつつ、吉行淳之介、安岡章太郎、丸谷才一といった戦後の日本を代表する作家六人の短編小説を読み解いた"私的な読書案内"。


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10. 意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない

2005年11月28日 文藝春秋より刊行。

音楽好きな方待望の、本格的音楽エッセイ。クラシックからJPOPまで、すべての音楽シーンから選りすぐった11人の名曲が、村上春樹の文章で愛情を持って語り尽くされる。音楽はちょっと...と敬遠するのがもったいないと思えるほどのボリューム感。村上春樹を知りたいなら、必読の書。

音楽は書物と同じくらい人生にとって重要なものという村上春樹が、シューベルトからスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲を、磨き抜かれた文章とあふれるばかりの愛情を持って語りつくした、初の本格的音楽エッセイ。


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11. 走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

2007年10月15日 文藝春秋より刊行。

「走ること」と「小説執筆」の相関性を語るエッセイ。一部を除いて書き下ろしの作品。ウォーキング、ジョギング、ランニングをやってる人なら手にとって読みたい本。ジョガーの中には走りのバイブルにしている人も。村上春樹さんが「走ること」で人生がどう変わったのかとても興味深い。

1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?


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12. 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

2013年4月12日 文藝春秋より刊行。

発売前からベストセラー状態。世界的な著者になってからの作品のせいか、初期の作品に比べて評価が真っ二つに分かれる作品。Amazonでもかなりこき下ろされてる一方、「優しい物語にほろっとした」「考えさせられる素晴らしい作品」という声も。

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由も告げられずに――。


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13. 村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

2015年7月 新潮社より刊行。

村上春樹作品で国内で初めて電子書籍化されたもの。3700問を超える読者の様々な質問に、3ヶ月半にわたって回答した内容全てが収録されてます。村上春樹作品をある程度読み込んでいると、共感できる質問が多い。

村上作品に関する素朴なクエスチョンから、日常生活のお悩み、ジャズ、生き方、翻訳小説、社会問題、猫、スワローズ、そして珍名ラブホテルまで――。期間限定サイト「村上さんのところ」に寄せられた37465通の質問・相談メールに、村上春樹が3か月半にわたって続けた回答は、3716問!そのすべてを完全収録。


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14. ラオスにいったい何があるというんですか?紀行文集

ラオスにいったい何があるというんですか?紀行文集

2015年11月21日 文藝春秋より刊行。

久しぶりの旅行記。アメリカやラオス、イタリアなど世界各国の9紀行文と、なぜか日本では熊本に行った時の紀行文、全10箇所が紹介された紀行文集。『遠い太鼓』よりは劣るという声多数。熊本の紀行文が一番きになる...。

「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」村上春樹、待望の紀行文集。アメリカ各地、荒涼たるアイスランド、かつて住んだ、『ノルウェイの森』を書き始めたギリシャの島々の再訪、長編小説の舞台フィンランド、信心深い国ラオス、どこまでも美しいトスカナ地方、そしてなぜか熊本。


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