人生で洗濯物を畳むのに使う9,000時間=375日を取り戻す発明!「landroid(ランドロイド)」

landroid ランドロイド

洗濯物を折り畳む必要がなくなる時代がやってくる!

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ、パナソニック、大和ハウス工業の3社が、全自動洗濯折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」を共同開発すると発表しています。

こんな記事になってました。

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同社では、2016年度中に先行予約販売を開始し、2018年には、介護施設や病院向けの業務用、2019年には洗濯乾燥機に折り畳み機能をつけたオールインワンモデル、2020年にはスマートハウスのビルトインとして洗濯物を畳んで、仕分けて、収納するまでを担う機器として開発する予定だ。

人生の375日を取り戻す発明「laundroid」--パナソニックら全自動洗濯折り畳み機開発 - CNET Japan

一般家庭で使えるようになるのは4年先ぐらいですかね。

ランドロイドは「洗う・乾燥するは自動でできるのに、なぜ畳むことができないのか」そう疑問に感じたセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根社長が2005年から開発を続けてきた製品。開発10年、すごいですね。製品への情熱の深さを感じさせられます。

一生のうち洗濯物を畳むのに375日も費やしている

ランドロイドの公式サイトによると、一般的な家庭で一生のうちに洗濯物を畳み・分配し・運んでいる時間は、なんと9,000時間にもなるという

一般的な家庭で一生のうち洗濯作業に費やす時間は約18,000時間と言われています。そのうちの約50%約9,000時間が洗濯物を畳み・分配し・運んでいる時間に該当します。各家庭一人が担当したとすると、人生において約375日をこれらの作業に費やしている事になる。つまり、ランドロイドによって、人生における9,000時間が開放され、自由に楽しむことができるようになるのです。

→ ランドロイド|seven dreamers(追記:リンク切れ)

確かに小さい頃から母親や祖母が毎日洗濯物をたたんでいるのをしょっちゅう見てましたね。

今は妻がやったり僕もたまにやったりしてます。1人が担当して約375日にもなる!なんてことを知ったからには積極的に洗濯物をたたんで手伝いしないとダメですね。2人で担当すれば半分になりますから。

洗濯物の自動たたみ 実際の動きは?

YouTubeにCEATEC JAPAN 2015の会場内で開催されたデモの映像がアップされてましたので見てみました。

▼ セブンドリーマーズ「laundroid(ランドロイド)」 #CEATEC 2015 デモ

プロトタイプ機はかなり大きいです。たたむ作業にはある程度のスペースが必要なんでしょう。これが製品版になってどれだけコンパクトになるのかが気になるところ。

ランドロイドに洗濯・乾燥したTシャツを入れます。
ランドロイドに洗濯・乾燥したTシャツを入れます。

認識を開始
投入された洗濯物の形状認識を開始。開発途中のため、実際に折りたたむ部分はモザイクがかけてあります。

衣類の判別ができました
衣類の判別が終わりました。

Tシャツだと認識されています
投入されたものが、Tシャツだと判別できたようです。

折り畳みを開始
判別できたので、あとは折り畳むだけ。

畳み終わりました
折り畳み開始から約1分半で折り畳みが完了。

ランドロイドからTシャツを取り出します
ランドロイドからTシャツを取り出します。

Tシャツがちゃんと折り畳まれました。
Tシャツが折り畳まれました。意外とキレイ。

製品化された際には、40枚で約4.5kgの洗濯物を一気に投入しても全部折り畳んでくれるようになります。所要時間としてはたくさん投入した場合、1枚平均5〜10分、40枚で3〜6時間以内に折り畳みが完了します。ちょっと時間がかかりすぎなような...。

あと、衣類別家族別に仕分けしてくれる機能もつくみたいです。サイズは、子供服から大人の3Lサイズまで対応可能。製品化される3年後、4年後が楽しみな製品ですね。

その後...倒産しました

このランドロイド、1台185万円と高額だったんですが、たくさんの予約が入りました。

しかし、発売直前にこの計画は頓挫。ロボットアームで衣類をつかんで折りたたむという動作が、新しく出てくる新素材の衣類では上手くできないことが判明。その結果、会社は倒産してしまいました。

その後、クリーニング業界向けの自動プレス機などを販売している「株式会社三幸社」が全自動折りたたみマシーンを開発。ただ、価格が400〜450万円になるのでまだまだ実用化は難しそうです。

やはり、まだまだしばらくは自分で洗濯物は折り畳む必要がありそうです。

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