
前回のゲラに続いて、2つめのゲラ読み先行レビューです。
レビュープラスよりモチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか の発売前"ゲラ"をいただきました。ありがとうございます。
本書は今をときめくアメリカのベストセラー作家ダニエル・ピンクの最新作。原題は『DRIVE』。翻訳を行った大前研一氏の「訳者まえがき」に『DRIVE』という言葉についての説明がこうあります。
原題のドライブという語感は日本語ではクルマの運転、などという意味にも取れるし、何物かに駆り立てられる、という意味でも使われる。しかし持続してやる気を出す、という意味でよい訳語が見つからなかったので本書では「 やる気!(ドライブ!)」と!マークをつけている。日本語のタイトルは『モチベーション3.0』としたが、この辺の事情を筆者に電話で伝えたところ、なんとブラジルとトルコでも同じタイトルになっている、という。モチベーション3.0という言葉が出てきたところで、本書の内容は以下の通り。
モチベーション3.0 目次
訳者まえがき
はじめに
第1部 新しいオペレーティングシステム
第1章 <モチベーション2.0>の盛衰
第2章 アメとムチが(たいてい)うまくいかない7つの理由
第2章の補章 アメとムチがうまくいく特殊な状況
第3章 タイプIとタイプX
第2部 <モチベーション3.0>3つの要素
第4章 自律性
第5章 マスタリー(熟達)
第6章 目的
第3部 タイプIのツールキット
個人用ツールキット
モチベーションを目覚めさせる9つの戦略
組織用ツールキット
会社、職場、グループ能力を向上させる9つの方法
報酬の禅的技法
タイプI式の報酬
保護者や教育者用ツールキット
子どもを助ける9つのアイデア
お薦めの書籍
必読の15冊
グルに聞く
ビジネスの本質を見抜いた6人の識者
フィットネスプラン
運動へのモチベーションを生み出す(そして持続させる)ための4つのアドバイス
本書の概要
ディスカッションに役立つ20の質問
自分自身とこのテーマを、さらに掘り下げるために
モチベーション3.0 とは
モチベーションの基本ソフト(OS)は、次の3つに分けられる。
<モチベーション1.0>
人間は生物的な存在なので生きるため(食べるため)に行動する。
生理的動因が人間のほとんどの行動を決めていた時代。
<モチベーション2.0>
人を動かすには、報酬と処罰が効果的。アメとムチですね。
ルーチンワークなどのそれほどやりがいが感じられない場合に有効だったが、近年の仕事の複雑化により、仕事を楽しいと感じる人が増え、仕事とは「本質的に"楽しくない"ものだ」と見なした2.0のOSは機能しなくなる。(タイプXの行動・・・内部からの欲求より外部からの欲求によってエネルギーを得る。活動から得られる外的な報酬と結びついている。)
<モチベーション3.0>
人間には学びたい、創造したい、世界をよくしたいという第三の動機づけもあると見なすOS。新しい時代の組織、思考、実行に対応するために必要なアップグレード版。(タイプIの行動・・・外部からの欲求よりも内部からの欲求をエネルギーの源とする。活動そのものから生じる満足感と結びついている。)
本書ではこれまでに長い間使われていた2.0というOSをさらにアップデートさせた3.0によって、現代人の「やる気!」を引き出すための方策が非常に言葉巧みに説明されてます。(著者のダニエル・ピンクは米国の副大統領だったアル・ゴアのスピーチライターをやっていたため、文章が非常にうまいんです。)
これまでの毎日の行動を振り返ると、2.0のOSを多く使っていたような気がします。もちろん、1.0だって3.0だって使っている。ただ、割合を考えたとき、2.0が多くを占めていた。豊かな生活を送るために、自分の中のOSを3.0にアップデートしていきたいと強く思わせてくれる内容でした。
今回はゲラとして、本書の第2部までをいただきましたので本書のレビューは完全版ではありません(ちょっと薄すぎるかも)。上記目次を見る限り、第3部が一番ハウツーが詰まっておもしろそうなので、続きをぜひ手にとって読んでみたいと思います。
誰かに何かを命じる機会がある人にとって、必読書になりそうです。
▼著者のTEDスピーチは必見。
やる気に関する驚きの科学









