DRIVE!モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

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  • 公開:2010.7. 5
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モチベーション3.0 ゲラの写真

前回のゲラに続いて、2つめのゲラ読み先行レビューです。

レビュープラス様よりモチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すかの発売前"ゲラ"をいただきました。ありがとうございます。

本書は今をときめくアメリカのベストセラー作家ダニエル・ピンクの最新作。原題は『DRIVE』。翻訳を行った大前研一氏の「訳者まえがき」に『DRIVE』という言葉についての説明がこうあります。

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原題のドライブという語感は日本語ではクルマの運転、などという意味にも取れるし、何物かに駆り立てられる、という意味でも使われる。しかし持続してやる気を出す、という意味でよい訳語が見つからなかったので本書では「 やる気!(ドライブ!)」と!マークをつけている。日本語のタイトルは『モチベーション3.0』としたが、この辺の事情を筆者に電話で伝えたところ、なんとブラジルとトルコでも同じタイトルになっている、という。
モチベーション3.0という言葉が出てきたところで、本書の内容は以下の通り。

モチベーション3.0 目次

訳者まえがき

はじめに

第1部  新しいオペレーティングシステム

 第1章 <モチベーション2.0>の盛衰
 第2章 アメとムチが(たいてい)うまくいかない7つの理由
 第2章の補章 アメとムチがうまくいく特殊な状況
 第3章 タイプIとタイプX

第2部 <モチベーション3.0>3つの要素

 第4章 自律性
 第5章 マスタリー(熟達)
 第6章 目的

第3部 タイプIのツールキット

 個人用ツールキット
 モチベーションを目覚めさせる9つの戦略

 組織用ツールキット
 会社、職場、グループ能力を向上させる9つの方法

 報酬の禅的技法
 タイプI式の報酬

 保護者や教育者用ツールキット
 子どもを助ける9つのアイデア

 お薦めの書籍
 必読の15冊

 グルに聞く
 ビジネスの本質を見抜いた6人の識者

 フィットネスプラン
 運動へのモチベーションを生み出す(そして持続させる)ための4つのアドバイス

 本書の概要

 ディスカッションに役立つ20の質問

 自分自身とこのテーマを、さらに掘り下げるために

モチベーション3.0 とは

モチベーションの基本ソフト(OS)は、次の3つに分けられる。

<モチベーション1.0>
人間は生物的な存在なので生きるため(食べるため)に行動する。
生理的動因が人間のほとんどの行動を決めていた時代。

<モチベーション2.0>
人を動かすには、報酬と処罰が効果的。アメとムチですね。
ルーチンワークなどのそれほどやりがいが感じられない場合に有効だったが、近年の仕事の複雑化により、仕事を楽しいと感じる人が増え、仕事とは「本質的に"楽しくない"ものだ」と見なした2.0のOSは機能しなくなる。(タイプXの行動・・・内部からの欲求より外部からの欲求によってエネルギーを得る。活動から得られる外的な報酬と結びついている。)

<モチベーション3.0>
人間には学びたい、創造したい、世界をよくしたいという第三の動機づけもあると見なすOS。新しい時代の組織、思考、実行に対応するために必要なアップグレード版。(タイプIの行動・・・外部からの欲求よりも内部からの欲求をエネルギーの源とする。活動そのものから生じる満足感と結びついている。)

本書ではこれまでに長い間使われていた2.0というOSをさらにアップデートさせた3.0によって、現代人の「やる気!」を引き出すための方策が非常に言葉巧みに説明されてます。(著者のダニエル・ピンクは米国の副大統領だったアル・ゴアのスピーチライターをやっていたため、文章が非常にうまいんです。)

これまでの毎日の行動を振り返ると、2.0のOSを多く使っていたような気がします。もちろん、1.0だって3.0だって使っている。ただ、割合を考えたとき、2.0が多くを占めていた。豊かな生活を送るために、自分の中のOSを3.0にアップデートしていきたいと強く思わせてくれる内容でした。

今回はゲラとして、本書の第2部までをいただきましたので本書のレビューは完全版ではありません(ちょっと薄すぎるかも)。上記目次を見る限り、第3部が一番ハウツーが詰まっておもしろそうなので、続きをぜひ手にとって読んでみたいと思います。

誰かに何かを命じる機会がある人にとって、必読書になりそうです。

▼著者のTEDスピーチは必見。
やる気に関する驚きの科学 やる気に関する驚きの科学

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